まるころブログ。

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変わり者アメリカ大学生の雑記。

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【仮想現実】自分がゲームの世界の住人だと気付いた勇者は世界を救うのか。

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私たち人類はここ数十年の技術の進歩とともに、

たくさんのゲームを生み出してきました。

 

ゲームの中には、

ただ剣を振り回して恐竜と戦う不死身のハンター、

動物を小さなボールに閉じ込めて世界中を旅するブリーダー、

なぜか急に世界を救い始める勇者、

などなど、様々なキャラクターがいます。

 

一般的に、

ゲームの中の彼らはプレイヤーのコマンドに従って行動しているだけで、

自分の意思で行動をすることはできません。

 

しかしもしゲームのキャラクターが

「自分自身がゲームの中のキャラクターである」

ことに気がついたらどうなるでしょうか。

 

言い換えると、

自分自身の住んでいる世界が仮想現実だと自覚したら彼らはどんな行動を取るのでしょうか。

 

果たして、

勇者は仮想現実に気がついても世界を救うのでしょうか。

 

ちなみにこの問題は他人事ではないかもしれません。 

ここ最近、私たちの暮らしている世界がバーチャル(仮想現実)であると考える学者が増えてきています。

つまり、

私たち人類もゲームの中のキャラクターの一種にすぎないかもしれないのです

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仮想現実に気がついた勇者の心理

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自分がゲームの世界の住人(仮想現実)であると気がついてしまった勇者は一体どんな行動を取るのでしょうか。

まずはその心理を考察していきましょう。

(※この記事では、ゲーム内の勇者に意思、自意識があるものとして話を進めていきます。)

1. 一旦魔王のことは忘れて冷静になる

まずは魔王どころではないでしょう。

自分の世界は他の何者かが作り上げたゲームの世界であることに気がついてしまったのだからそれどころではありません。

一旦、自分たちの置かれている状況を整理し、

自分たちの存在意義を確かにしておく必要があります。

 

2. 世界を救うのがバカバカしくなる

いくら考えたところで、仮想現実の世界では自分の存在意義などわかりっこありません。

「自分の世界の物・感情・人間関係など全てのものは誰かが作り上げたものにすぎない。」

「自分が魔王を倒して世界を救おうとしているのも誰かが設定したストーリーにすぎない。」

仮想現実に気がついてしまった勇者にとっては世界を救うなんてバカバカしい行動なのかもしれません。

 

3. 結局できることはなにもない

では、世界平和を捨てた勇者にできることはなんでしょうか。

おそらく、仮想現実であることに気がついた時点で、

自分の世界を作り上げた何者かと接触を図りたいと思うはずです。

作られた世界でできることは限られているのでより広く大きな世界に出たいと思うのは当然です。

しかしゲームの中のキャラクターが、

ゲームを作成した人類と接触を図ることなどできるのでしょうか。

おそらく、できないでしょう。

ゲームの中のキャラクターがある日突然ゲームの画面から出てくるなんて想像もできませんよね。

自分の世界が仮想現実だと気付いたところでできることはなにもないんです。

 

4. 今の自分の幸せとは何か考える

勇者は仮想現実に関して自分にできることは何もないという結論に至ってしまいました。

ではここで勇者がとる行動はなんでしょうか。

おそらく、この何者かに作られた仮想現実の世界の中での最大限の幸せを望むでしょう。

仮想現実の外にはさらに大きな世界が広がっているとわかっていても、その世界に手を掛ける術はありません。

なので今ある世界を満喫するしかないはずです。

では今ある世界での一番の幸せとはなんでしょうか。

 

5. 一周回って結局世界を救う

結局この勇者にとっては、

魔王を倒して世界を救うことが仮想現実を生きていく中で一番の幸せなんです。

彼の住む仮想現実の世界では、

住民たちは迫り来る魔王の侵略に怯え、世界中が負のオーラに満ちています。

その悪い雰囲気を取り払い幸せに暮らすためには

勇者が魔王を倒し、世界を救う必要があるんです。

なので、

たとえ自分の世界が仮想現実で、

全ての物事は何者かの設定に従って成り立っていると気がついたとしても、

結局勇者はゲームの設定通りに魔王を倒して世界を救う道を選ぶでしょう。

 

ゲームの中の人は結局なにもできない

上でも言いましたが、たとえ仮想現実だと気がついたとしてもそこからできることは何もありません。

漫画「進撃の巨人」では、壁の中が世界の全てだと思い込んでいる"壁内人類"がある日壁の外にも人類がいるということに気がつき、その"壁外人類"と接触しましたが、

仮想現実の世界では、

"ゲーム内のキャラクター"が"ゲーム外の人類"と接触する術はありません。

 

ゲームのキャラクターというのは、

たとえ世の中の真理を理解しても何もできない不幸者なんです

 

私たちの住む世界は仮想現実なのか

さて、次に私たちの世界の話をしましょう。

想像もできないですが、私たちはゲームのような作られた世界(仮想現実)の中に暮らしている、と本気で考えている学者がいます。

理由は様々ですが、詳しく知りたい方はいくつか動画と論文を紹介するので読んでみてください↓

参考1:まとめ動画「この世界が仮想現実であることを示す証明式」(日本語)

偶然見つけたわかりやすい解説動画です。

この動画を見れば仮想現実のコンセプトは理解できると思います。

youtu.be

 

また、これは最近になって騒がれ始めた理論なので英語を理解できる人は英語での論文や動画を見た方が詳細でわかりやすいです。英語での情報の方が圧倒的に多いので。

以下英語での情報↓

参考2:"ARE YOU LIVING IN A COMPUTER SIMULATION?" By Nick Bostrom (2003)

哲学者目線での仮想現実。

私たちは未来の人間が作ったゲームの世界に住んでいる可能性があると主張した現代の仮想現実論の第一人者です。

www.simulation-argument.com

参考3:"Is life a video game?" By Elon Musk (2016)

世界的に有名な実業家の考える仮想現実。

彼が公の場で話したことで、仮想現実という考え方が世界的に広がりました。

youtu.be

参考4:"Is the Universe a Simulation?" By Neil deGrasse Tyson (2016)

宇宙物理学者の考える仮想現実。

非常に有名な学者で、Elon Muskと同様に仮想現実という考え方を世界に広めた1人です。

この動画では彼を中心に仮想現実に関するディベートが行われています。

youtu.be

参考5:"Virtual Reality and Consciousness" By Thomas Campbell (2017)

物理・意識科学者の考える仮想現実。

人間の意思・自意識に焦点をおいて仮想現実を説明しているのが特徴です。

この学者は従来の「未来の人間が作った世界が私たちの住む仮想現実である」という考え方に異を唱えており個人的に面白いと思っています。

youtu.be

  

仮想現実に住む私たちが取るべき行動

ここでは私たちの住むこの世界は仮想現実であると仮定しましょう。

つまり私たちの住む世界は他の何者かに作られたゲームのような世界であるということです。

では、仮想現実だと気がついた私たちが取るべき行動はなんでしょうか。

 

一番最初に考察したゲームのキャラクターの心理と同じですね。

この世界を作り上げた何者かと接触できるのなら間違いなくそうするでしょうが、この世界の外の何者かとコミュニケーションを取る術はありません。

私たちの世界が仮想現実だと気がついたところでできることはなにもないんです。

 

勇者が最終的に幸せを追ってゲームの設定通りに世界を救うことを決意したように、

結局、私たちはこの仮想現実の世界の中での幸せを追って、

この作られた世界の流れに乗って今まで通りに生きていくのが最善策なのでしょう。

 

つまり、

この世界が仮想現実であったとしても、でなかったとしても、

私たちの生活の仕方は変わらないということですね。

 

仮想現実論は証明のしようがない上に、

たとえ証明されても私たちにはなんの影響もないので、

学者A「おい!この世界は仮想現実かもしれないぞ!!」

俺ら「あっそ」

↑このくらいのリアクションで十分な話です。

 

まとめ

勇者は世界を救うべくして生まれてきています。

 

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